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在庫管理をする上で欠かせない「ロケーション管理」

  • 2018.10.01
  • 倉庫業務・管理

在庫管理をする上で欠かせないのが、ロケーション管理です。

ロケーション管理をすることにより、在庫が「どこに・いくつあるか」を把握できます。近年では在庫の保管期間が短くなり、在庫の回転率が速くなってきています。そのため、正しくロケーション管理を行うことが、作業効率の良し悪しにも関わってきます。そこで今回は、主なロケーション管理の方法について見ていきましょう。

倉庫でのロケーション管理イメージ

 

「固定ロケーション」と「フリーロケーション」

1番はじめに考えなければいけないのは、在庫の保管方法です。
在庫の保管方法には、大きく分けて「固定ロケーション」と「フリーロケーション」があります。

  • 固定ロケーション:
    商品ごとに保管するロケーションを固定にする方法。
  • フリーロケーション:
    空いているロケーションに保管する方法。

「固定ロケーション」は、どこに何を保管するのか、あらかじめ決まっているため、作業員が覚えやすいのが特徴です。それに対して「フリーロケーション」は、入荷時に保管場所を確認する手間が省かれるのが特徴です。
大型部品や家具など、在庫の増減や商品の入れ替えが少ない場合は「固定ロケーション」、雑貨やアパレルなど、商品の変動が激しい商品の場合は、「フリーロケーション」で管理するのが一般的です。

1ロケーションで管理する商品数

ロケーション管理をする上で、1ロケーションに1商品だけを保管するほうが、管理のしやすさなどメリットがあります。しかし、保管スペースやセット商品、出荷の動向などにより1ロケーションで複数商品を管理しなければいけない場合もあります。1ロケーションで複数商品を管理する場合は、保管スペースの広さや商品の大きさなどを確認し、適切なロケーション管理をすることが重要です。

 

・ダブル・トランザクション方式

ある商品を大量に出荷する場合、その商品を “出荷場に近いロケーション” で “出荷数量より多め” に保管することが、作業効率の良いロケーション管理となるのでしょうか?

ロケーション管理の中で「ダブル・トランザクション方式」という仕組みがあります。
「ダブル・トランザクション方式」は以下の2つロケーションエリアを定めます。

  • ピッキングエリア:
    主にケースなどの少量の荷姿単位で在庫を保管し、出荷時にはピッキングエリアを先に在庫引当を行う。
  • ストックエリア:
    主にパレットなどの大きい荷姿単位で保管し、ピッキングエリアに在庫が少なくなったら補充する。

「ダブル・トランザクション方式」は出荷対象のロケーションの数が少なくなり作業効率が上がりますが、ロケーション全体の数は多くなるため、十分なスペースを確保したり、段を複数もたせる必要があります。

 

・建屋,階層,列,連,段

実際の倉庫では下図のようなラックやネステナーなどを配置して倉庫管理をします。

図1:ラックの利用イメージ 図2: ネステナーの利用イメージ

 

その場合、以下のようにロケーションを配置するのが一般的とされています。

1.
建屋:倉庫1棟のことを指します。
2.
階層:倉庫内の1階、2階やフロアのことを指します。
3.
列:階層の中の1列を指します。
4.
連:列の中のひとつの棚を指します。ラックやネステナーを指します。
5.
段:連の中の段を指します。

 

ロケーション管理をする上で、荷主の商品にあったラックやネステナーを組み合わせることによって、作業効率を上げることが可能です。

COOOLaで出来ること

COOOLaでは固定ロケーション、フリーロケーションと、2つの方式の管理に対応しており、特にフリーロケーション管理では様々な設定が可能です。

(1)最大5階層の柔軟なロケーション管理

「建屋」「階層」「列」「連」「段」と最大5階層の設定が可能です。細かく荷物を置く場所を設定できます。

(2)ロケーションの詳細設定

「フリーロケーション」のほか、「特定商品のみ棚入可能」、「不特定の1商品のみ棚入可能」と用途に合わせて柔軟な設定が可能です。

(3)異なる温度帯への棚入を防ぐ

食品など、保管で重要な「温度帯」設定も可能です。ロケーション・商品ともに温度帯を設定することで、異なる温度帯への棚入を防ぎます。

 

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