CASE STUDY 株式会社
ベルーナ・ジーエフ・
ロジスティクス 様

新たにブライセンが開発した
物流画像検品システムで
出荷作業の生産性が
1.7倍に向上

近年、人口減少が進む中で、物流業における人手不足が大きな課題となっています。その一方で、通信販売の出荷数量は年々増加し、それに伴って同梱物に対するニーズは多様かつ複雑になってきています。こうした状況から物流業において業務効率化は、喫緊の課題といえる状況です。 そこで「COOOLa」が開発したのが、物流管理システム(以下、WMS)と連携し自動検品が可能な「物流画像検品システム」です。今回ご紹介する物流委託業者(以下、3PL)のベルーナ・ジーエフ・ロジスティクス様では、COOOLaの「物流画像検品システム」を採用しています。導入の背景や利用後の状況などについて、代表取締役の森田篤史様にお伺いしました。

(中央)株式会社ベルーナ・ジーエフ・ロジスティクス 代表取締役 森田篤史様

  • BtoC
  • 3PL

株式会社ベルーナ・ジーエフ・ロジスティクス

代表取締役:森田篤史様

2015年に総合通販大手のベルーナ様と物流企業のジーエフ様による合弁会社として創業。社員の多くは両社から出向しているため、総合通販や専門通販のノウハウを活かし、さまざまなアイテムに対応しています。クライアントからの多彩なニーズにシステムや人員を最大限活用することで、エンドクライアントに1件1件丁寧に商品をお届けする「One To One」に近いあり方を目指し、柔軟な対応を実現しています。代表の森田様は、ベルーナ様での物流拠点の構築、カスタマーコールセンター、営業など通販業界のあらゆる業務経験を持っており、各所で得た知識やノウハウ、人脈などを生かし業務運営にあたっていらっしゃいます。

速く安く柔軟に
荷主様のニーズに対応

——— まずは御社でCOOOLaの導入に至った経緯についてお聞かせいただけますか。

弊社は埼玉県上尾市を拠点とするいわゆる3PLです。化粧品や衣類、健康食品などを中心とした通販業者様を中心に、現在40社にご契約いただいていますが、発送先ごとに同梱物を差別化したいなど、荷主様からの要望が複雑になってきています。
そうした荷主様の要望に柔軟に対応するうえで、既存のWMSではコストや機能追加の開発のリードタイムに課題があったことから、代替のWMSの検討をはじめました。COOOLaは、コストが安く抑えられ、開発にかかるリードタイムもスピーディーだったことから、導入に至りました。

荷主様からの
要望に合わせた
柔軟なカスタマイズ

——— COOOLaをご利用いただくなかで、良かった点を教えていただけますか。

COOOLaの一番の利点は、標準機能で設定が細かく変更できる点です。また、複雑化する荷主様からのご要望に合った使い方ができ、標準機能にないカスタマイズも柔軟に対応が可能な点です。驚いたのは、汎用性の高い要望については無料で標準機能として改善してもらえる場合があること。この柔軟な姿勢は魅力ですね。

毎週の面談や
導入勉強会など
綿密なコミュニケーションで安心

——— COOOLaを初めて使う荷主様も多いと思いますが、支障はありませんでしたか?

新たな荷主様には、COOOLaの導入支援チームが、直接荷主さま向けに勉強会を開催してくれます。そのため荷主様からの使用方法などのお問い合わせも少なく、スムーズなWMSの導入ができています。運用中も、荷主様との打ち合わせにCOOOLaのシステム担当者が同席してくれるので、機能改善などについて齟齬が生まれにくいです。システム面だけでなく、人的支援も手厚いのは本当に助かります。

その他にも、弊社内の効率化を進めるにあたって、システム管理チームとの打ち合わせはかなり頻繁に行っています。導入してから1年間、ほぼ毎週、上尾まで来てくれています。相談しやすい環境を作ってくれることもあり、簡単な確認やトラブルもすぐに対応いただけ、不満点や行き違いが放置されることはないですね。

物流画像検品
システムの導入で
出荷作業の生産性が
手梱包の1.7倍に向上された

——— 「物流画像検品システム」も導入いただいています。
こちらの導入に至った経緯についてもお伺いできますか。

物流業界は慢性的な人手不足ですし、より早く正確な出荷をめざし、検討を始めました。検品レーンに商品を乗せる人員だけ確保すれば、あとは検品から梱包まで自動で行ってくれます。弊社での活用の場合、人手を活用した場合の1時間あたりの作業数が280個だったところがシステムの導入で500個となり、出荷量が1.7倍になりました。人員も同じ出荷量で比較すると3名減らすことができ、複雑な手梱包に回すことができるので、大幅な効率アップになりました。

自動梱包機の都合上、現在はサプリメントのような厚みがなく、量が多く長時間稼働できる商品のみを扱っています。ですが現状での期待値は出せているので、今後は機械の条件に合う商品を見つけて、徐々に稼働率を上げていけたらと考えています。

バーコードのない商品も
検品可能・マスタ登録も簡単

——— 実際に、物流画像検品システムを導入されていかがでしょうか。

「物流画像検品システム」は、搭載されているカメラで、商品の状況を読み取り、その相違点から商品を識別します。この機能はバーコードの付いていない商品も検品が可能です。

梱包の品質を担保するため、間違った商品配列ではアラートが出るようになっています。読み取り性能も、傾きが5度違うだけでアラートが出るほど、よい反応をしてくれます。また新しい商品の登録は、商品を一度システムに通すだけで、自動的に商品登録してくれ、スムーズで簡単です。

あらゆる業務システムとの
連携で効率化を加速

——— では最後に今後の展開について、どのようにお考えでしょうか。

請求書や人員管理といった、ほかの業務システムとの連携を考えています。COOOLaで扱うデータに価格などの情報を追加することで、請求業務での効率化を図るのが狙いです。COOOLaはシステムそのものの改良だけでなく、他システムとの連携にも柔軟に対応してくれるので、新たな取り組みも順調に進められています。

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