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「越境EC」で市場を拡大、海外物流とWMS

2019.02.18

倉庫業務・管理

「爆買い」や「インバウンド」といった話題が、たびたびメディアで取り上げられています。

数年前から中国人観光客をはじめとする、訪日外国人による「爆買い」が話題となり、百貨店や家電量販店などがその恩恵を受けることとなりました。
また、2020年の東京オリンピックの影響もあり、今、日本は世界中の注目を集めています。

【海外物流イメージ】
これらは、実店舗や訪日外国人旅行といった「オフラインのビジネス」に関することですが、

  • 購入手段の変化により ・・・ 「爆買い」→「越境EC」へ
  • 訪日観光がきっかけ ・・・ 「インバウンド」→「越境EC」へ

のように、越境EC市場の拡大を、確実に後押ししています。


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越境ECの市場規模

経済産業省の統計資料によると、2017年の対前年比成長率は32.5%の伸びがあり、2020年まで対前年比20%台の成長率が見込まれているとされています。越境EC市場が現代において、世界的に勢いのあるビジネスであることが分かります。

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出典:世界の越境EC市場規模(単位:億米ドル)
(経済産業省 「平成29年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備」 p.93より引用)
http://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180425001/20180425001-2.pdf

インバウンドが越境ECの増加に貢献

越境ECの巨大マーケットとして真っ先に思い浮かぶ国は、冒頭にとりあげた「爆買い」で知られる中国です。
経済産業省の統計資料によると、中国人が越境ECで日本から商品を購入する理由の第2位に、「日本に旅行をしたときに購入して気に入った製品だから」が40.4%を占めており、越境ECの増加にインバウンドが大きく影響を与えていることが分かります。

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出典:越境ECで日本から商品を購入する理由(単位:%)
(経済産業省 「平成29年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備」 p.132より引用)
http://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180425001/20180425001-2.pdf

中国に限らず、今後も訪日外国人観光客が増加し、日本での購入経験をきっかけに、越境ECの利用者数や市場はますます盛んになっていくことが期待できます。

ポイントとなるのは物流

越境ECに取り組む中で、ポイントとなるのは物流です。
実際に日本で開催された通販イベントで、海外から来日した有名ショッピングモールの関係者は、最重要ポイントとして「物流」を挙げました。さらに、「物流がきちんとしていなければ、たとえ素晴らしい商品だったとしても、成功しない」との考えも示しました。
日本と海外を結ぶグローバル物流(海外物流)の仕組みを整えるためには、国内外を問わず、リアルタイムに状況を把握できる「情報の見える化」は必須です。


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COOOLaで出来ること

越境ECに欠かせない、「リアルタイムでの見える化」が可能です。
マルチ言語にも対応しているため、外国人スタッフも安心して作業に従事することができます。

(1)マルチ言語で表示される画面

ログイン時に表示言語を選択するだけで、日本語でも外国語でも同じデータをリアルタイムに参照することができます。多様な国籍のスタッフが増えても安心です。現在はベトナム語、英語、中国語に対応、その他の言語対応に関するご相談も承っています。

(2)クラウドだから実現できる、多拠点対応

データは常に共有できるため、日本にいながら各拠点の状況を把握することができます。在庫状況だけでなく作業進捗もリアルタイムに参照できるため、作業者の生産性まで確認することが可能です。

(3)販売管理システムとの連携

多くの販売管理システムとの連携実績があるため、導入もスムーズです。APIによる自動連携も続々と増やしているため、CSVファイルを扱う煩わしさもなくなります。

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