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同梱物対応で単品リピート通販に備える

2018.05.14

倉庫業務・管理

「同梱物」とは、出荷する商品と一緒に入れる商品案内カタログや宣伝用チラシ、サンプル商品などを指します。
近年、インターネット通販市場(以下、EC市場)は拡大の一途で、その中でも特に「単品リピート通販」の需要が高まっており、それに伴い「同梱物」の対応がとても重要になっています。

今回は、「単品リピート通販」の拡大で3PLでの業務内容の変化に伴い、倉庫管理システム(WMS)で何ができるか見ていきましょう。

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単品リピート通販ついて

BtoCのEC市場規模が年々拡大しています。経産省の試算によると2016年では市場規模は15兆円を超え、前年からの伸び率も物販系分野では10%を超えています。

その中でも単品リピート通販の勢いが著しく、要因としては以下の点などが考えられます。

  • 参入しやすい環境が整ってきたこと
  • 商品を絞れるため、主力商品の開発に注力できること
  • 定期購入により、安定した収入が期待できること

単品リピート通販では、顧客をいかにつなぎ留めて「定期購入していただくか」「継続して購入していただくか」が重要になります。その方策として、

  • キャンペーンの企画
  • メールでのアフターフォロー
  • 豊富な決済方法

などが挙げられますが、この方策の1つとして、「同梱物による販売促進」があります。


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同梱物による販売促進

同梱物は、より最適なタイミングで最適なものを同梱することが重要です。例えば、

  • 初回購入とリピート購入で、異なる同梱物を入れる
  • 一定以上の購入回数のときに、特定の同梱物を入れる
  • ある会員ランク以上になったときに、特定の同梱物を入れる
  • ある特定の商品を購入したときに、特定の同梱物を入れる

など、条件は様々です。
そのため、倉庫管理システム(WMS)では、様々な条件による同梱物の設定が必要とされます。

同梱物による業務内容の変化

今までの3PLでの倉庫管理業務では、単純に出荷指示を基に商品を出荷するだけでした。しかし、昨今の単品リピート通販の拡大により、同梱物を入れる作業などの付帯作業が増えてきています。

同梱物を含む出荷作業

同梱物も、オンラインショップ(通販)の注文情報を基にした出荷指示が必要です。しかし、利用するシステムによって出荷指示と一緒に同梱物の指示を出すことができない場合もあります。

同梱物の指示がない場合は、今までの注文履歴から何を同梱物にするのかを判断することになります。システムで管理されておらずピッキング担当者による判断のため、覚えておくことも大変ですし、判断を誤る可能性もあります。さらに、同梱物の組み合わせが複雑になると、覚えている人にしかできない属人性を生み出してしまうことにもなります。

このような手間がかかることで、出荷にかかる時間の増大から1日の出荷可能数の減退にもつながります。そのため、倉庫管理システム(WMS)で同梱物の管理ができて、且つ、出荷指示と一緒に同梱物の指示を出すことができると、出荷作業の時間を大幅に削減することができます。
しかし、大抵の倉庫管理システム(WMS)では、このような仕組みが実装されていないのが現状です。


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COOOLaで出来ること

同梱物の封入条件を細かく指定

同梱物の管理が可能です。
以下のような様々な条件によって、出荷指示に対して同梱物の指示を付与することが可能です。

  • 注文商品
  • 定期回数
  • 配送方法
  • 支払方法
  • 会員ランク

さらに今後、以下の条件の設定も行えるように進めています。

  • 性別
  • 注文回数
  • 商品ごとの定期回数
  • 商品ごとの注文回数
  • 条件として使える汎用項目を5つ

同梱物をピッキングリストに表示

ピッキングリストには、注文商品と一緒に同梱物も表示されるため、倉庫ではピッキングリストに従って作業を行うだけです。ピッキングと出荷検品を通常の注文商品と同様に行うことで作業を簡素化することが可能です。同梱物の組み合わせを覚えたり、人による判断は不要。ミスの起こりづらい作業フローになります。

同梱物の管理の詳細はこちら

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