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倉庫管理とは?よくある課題とWMSでの解決策を紹介

2024.08.08

倉庫業務・管理

倉庫管理を行う多くの企業が、クライアントの要求に応える為に日々、効率性、正確性、迅速性を追求しています。一方で誤出荷や在庫状況の把握ができておらず商品・部品の出荷が遅れるなどのトラブルを起こしてしまう現場も少なくありません。

本コラムでは倉庫管理の概要や現場で発生するミスと、WMSを活用した改善策をご紹介します。

倉庫管理とは

倉庫管理とは、倉庫内での在庫の保管、整理、監視、および管理を行う業務全般を指します。
倉庫管理は在庫の受け入れと検品(入荷)から始まり、在庫の保管と配置(在庫管理/ロケーション管理)をしてピッキングと出荷作業をするのが大まかな流れです。

政府が促している「働き方改革関連法」が遂に4月から厳格化され、より一層業務効率化を求められていることもあり、自動ロボットによる倉庫内の自動化(省人化)も進んできましたがまだまだ人手に頼らざるを得ない状況です。
それゆえにヒューマンエラーが多発している状況です。

倉庫管理で発生しがちなトラブル

(1)入荷検品時の個数ズレ

これまでは目視で数を数えて紙に個数などを手作業で記入すること多くありましたがそれだと数え間違えや記入ミス・漏れ、商品違いなどが発生してしまい、倉庫内の在庫状況が正しく把握できなくなってしまう為、近年ではWMSとハンディターミナルを導入し、業務効率化を図る企業も増えてきました。

WMSに入荷される予定の商品情報をあらかじめ登録しておいて、入荷された商品と照合などを行うことで違う商品をスキャンしてしまった場合にはアラートが鳴るなどミス防止につながります。

加えて、スキャンした情報はハンディターミナルを通してWMSに即反映されるため、入力作業なども不要になり入力ミスも防ぐことができます。

(2)在庫切れによる販売機会の損失

商品の在庫切れによる販売機会の損失も発生しがちなトラブルです。これは在庫管理をリアルタイムで行えていないことが原因です。例えばExcelで管理をしていると、部品や製品を持ち出したタイミングで情報を反映する必要があるのですが。反映を忘れてしまったというミスが起こりがちです。

またファイルが重すぎる、最新のファイルが分からなくなるという問題も起こっています。そうすると徐々にリアルタイムで在庫の状況が把握できなくなり、注文を受けてもすぐに出荷できない、または売り切れにするしかないという販売機会の損失に繋がります。

ではWMSを導入するとどのようなメリットがあるのかご紹介します。
WMSとハンディターミナルを活用し、入出荷作業を行うことで約2秒後には在庫状況を反映することができるので安心です。また一定数を下回るとアラートを出す機能も兼ね備えているので安全在庫の設定も可能です。
こうすることにより在庫切れを防ぐことができます。

(3)在庫切れを恐れるばかりに担当者が商品を発注し過ぎてしまう

先ほどは在庫切れによる販売機会の損失について記載しましたが逆のパターンもあります。発注担当者が在庫切れを恐れるばかりに普段より多めに発注してしまうケースです。人気商品であれば売り切ることができると思いますが、それ以外だと過剰在庫や滞留在庫になりかねません。

過剰在庫であれば特別セールや商品の抱き合わせといった打ち出し方で在庫を減らすことが可能ですが、滞留在庫に関しては賞味期限切れで販売することができないなど過剰在庫よりも処分するのに労力が必要になります。当然保管コストも必要になってきます。こうなる前にWMSで常に在庫の状況を監視し、適正在庫を常に保つことが重要になってきます。

また在庫回転率も出すことができるのでどの程度で商品が無くなるのかなどを把握しておけば在庫切れを恐れる必要も少なくなります。

(4)ピッキングミス

ピッキング作業はミスが多くなる作業の一つです。
システムが導入されていない場合、注文内容が記載されているピッキングリストを片手に現場の従業員の方が商品を集めてきます。もちろんシステムが導入されていないので人が目視で確認してリストに記載のある商品かどうか判断し、ピックしてきます。

よくあるピッキングミスとしては見た目が似ている商品や包装が似ている商品を間違えてピッキングしてしまうミスです。Tシャツだけでも黒、白、青といった風に色が複数あったり、そこからSサイズ、Mサイズ、Lサイズ、LLサイズといった風に複数あったりで黒のTシャツだけでも4通りあるので黒のTシャツをピックしてもサイズが違うなどのミスが発生しがちです。

また、こういった商品は倉庫内で隣接して置いているケースも多く、ミスが起こりやすいです。ピッキング作業にWMSを導入すると、作成したピッキングリストをハンディターミナルで読み取りながらピッキングすることができるため、リストに載っていない商品をピックするとアラートが表示されたり、警告音が鳴ったりするので、見た目が似ている商品をピックしてしまうミスを防ぐことができます。

まとめ

倉庫管理は、お客様からの評価に直結する作業であることから、ミスの削減やリードタイム短縮化、作業効率化が重要になってきます。このような倉庫管理の課題を解決するために有効になるのが、WMSの導入です。
ブライセンのWMSである「COOOLa」は、ソフトウェア開発のプロフェッショナルである弊社が、豊富な物流業界の支援の中で培ったノウハウを最大限に活かして開発したクラウド型倉庫管理システムです。

現場スタッフの利便性を考えた豊富な機能と使いやすい操作性をご提供すると共に、お客様ごとに最適な機能を提供できるよう、カスタマイズも柔軟かつスピーディに提供します。
出荷作業の効率化にもお役立ていただけるようサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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