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ピッキングミスを低減するために

2017.11.30

倉庫業務・管理

オンラインショップの台頭により、件数ベースでの増加はもちろん、倉庫業における物流量が増え続けています。

物流の現場では、限りある設備の中でピッキングミスをできるだけゼロに近づけるために、日々、工夫と努力を重ねています。

ピッキングミスの原因を把握する

ミスが発生した場合、その原因を追究してみましょう。例えば、

  • どのタイミングで発生しているのか?
  • どの商品で発生しているのか?
  • どの担当者で発生しているのか?
  • どの時間帯で発生しているのか?

などです。

原因を追究する中でよく見られるケースとして、複数の帳票を利用して、目視を頼りにピッキングするタイミングで発生するミスがあります。目視だけに頼ると、スタッフの力量や経験により差が出やすく、スタッフ育成にも時間がかかります。人間である以上、絶対はありません。そのため現場では、二重三重チェックという手段で強化を図りますが、効率が悪くなってしまうことが課題になります。

効率化も踏まえつつ、現状からミスの発生率を減らしていくための仕組みを作り上げることが大切です。

【関連コラム】
倉庫内業務を効率化するには?改善方法をご紹介

倉庫管理システム(WMS)を導入することで改善する

入荷から出荷までをすべて手作業でやると、注文件数や取り扱い商品が多くなることに比例してミスが増えていきます。そこで、倉庫管理システム(WMS)の導入は、ミスの低減に大きな効果があります。
大抵のWMSには、ピッキングの際にハンディ端末に作業内容などが表示されたり、ミスをするとアラートが出るといった機能がついています。このように、WMSを導入することでミスの低減がはかれますが、COOOLaでは、さらにミスをなくすための機能を盛り込んでいます。

帳票の帳合をなくす

納品書と後払振込票など、複数の帳票類を同梱する場合は、伝票と取り違えると大きな問題になります。伝票を入れ間違えていないかを目視でチェックするのが通常です。COOOLaは、「一体型帳票」を標準搭載しています。

「一体型帳票」では、納品書・後払振込票・ピッキングリストなどの帳票類を、1枚の用紙にまとめて印刷します。1枚の用紙にまとめることで、ミスが発生しやすかった帳合の作業が不要になり、作業効率もアップします。
帳票の一体化にかかるコストは無料です。

>詳しくはこちら「一体型帳票

同梱物の入れ間違いをなくす

商品と一緒に送る挨拶状や商品パンフレット、サンプル品などの同梱物も、お客さまごと、注文ごと、季節ごとに変わるため、ミスの起こりやすいポイントです。COOOLaでは、注文商品や購入回数によって、同梱物を細かく指定することができます。配送方法や支払方法、会員ランクによる条件付も可能です。
設定された同梱物は自動的にピッキングリストに表示されますので、倉庫内では商品と同じようにピッキングリストに従ってピッキングするだけ。ミスの起こりづらい作業フローにすることができます。

>詳しくはこちら「同梱物の管理

さいごに

ピッキングミスを減らし品質を向上させることで、お客様の信頼を獲得し、新たなビジネスチャンスが広がります。ミスを減らすだけでなく、経験のないアルバイトスタッフでも、入社日から即戦力として作業にあたることができるというメリットもあります。
スピーディに誤出荷を減らすことができれば、クレーム対応や原因究明などに時間を取られることも少なくなり、さらなる作業効率の改善にも繋がります(今後、ピッキング作業の効率化についても書いてみたいと思います)。
この機会に、ピッキング作業の見直しを検討してみませんか?

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