そもそも在庫管理とは
在庫管理とは、商品や製品、仕掛品、原材料などの在庫数を最適な在庫量と適切な状態と品質を保ちながら各所(お客様など)に供給できるよう管理することです。在庫管理を適切に行うことが出来ると過剰在庫の減少や顧客からの注文に対して適切な出荷が出来るなど企業の利益に繋がります。ではリアルタイムでの在庫管理が出来るのと出来ないのでは何が違うのでしょうか。実際にご相談頂いた事例を基に紹介していきたいと思います。
在庫管理の事例1:3PLのA社様
3PLのA社様は今までExcelや手作業にて在庫管理をしてきました。特に大きなミスや問題などは発生せずお客様からの信頼もとても厚かったとのことです。しかし、新規荷主様の導入が決まって状況が一変します。新規荷主様は物量が多く、かつ在庫の回転率が高い製品と低い製品が混在していました。今まではExcelや手作業での在庫管理で間に合っていたものの、どのExcelデータが最新なのか分からなくなる、Excelファイル容量が大きくなってしまい動作が遅くなり開けない、消えてしまったなどリアルタイムでの在庫状況の把握が出来ないようになっていました。結果、新規荷主さまだけでなく既存の荷主様からのお問い合わせに対しておすぐにレスポンスが出来ない、問い合わせがある度に倉庫に行って在庫を数えて連絡するが数が合わないなどが重なり荷主様からの評価が下がるなど悪循環に陥りました。
在庫管理の事例2:メーカーのB社様
メーカーのB社様も同様にExcelや手作業にて在庫管理を行ってきました。こちらの企業様は自社内の製品や製品を作る際に使用する部品、アフターパーツなどの在庫管理を行う必要がありました。しかし、リアルタイムでの在庫管理が出来ないが為に、製品の注文が入ってもすぐに出荷できなかったり、他部署からの部品提供を求められた際にもすぐに提供が出来なかったりという状況でした。加えて倉庫担当者が欠品を恐れた結果、製品や部品の発注を余計にしてしまい、過剰に在庫を抱えてしまうという状況が発生しました。
ここからは先ほどのA社、B社様のWMS導入による在庫管理の変化をご紹介します。
WMS導入後の在庫管理:3PLのA社様
A社様で実施したのはWMSの導入とハンディターミナルを活用した入出荷作業と荷主様のアカウントを作成し在庫状況を確認していただくという方法です。WMSを活用し入荷時には商品の場所と数量を記録し更にハンディターミナルを活用することでより正確な入荷・入庫を実現しました。もちろん出荷作業も同様です。こうすることによって物が何個入ってきて何個出ていったのかリアルタイムでの把握が出来るようになり在庫管理が圧倒的に楽になったとのことです。また荷主にWMSのアカウントを付与し、荷主を環境に入って頂くことで在庫状況を把握してもらうことで従来発生していた電話やメール、FAXなどの報告作業の削減に成功し、毎回倉庫に行って在庫数を確認する時間削減にも繋がったとのことです。
WMS導入後の在庫管理:メーカーのB社様
B社様に関してもWMSの導入とハンディターミナルの活用をすることで自社の製品、部品、アフターパーツのリアルタイムでの在庫管理の実現し、加えて発注点を設定することで在庫切れが生じることなくなりました。また、関係者にWMSのアカウントを付与することで各人が在庫状況を把握することが出来るようになり、各々の部署からのお問い合わせやクレーム対応などの対応工数も激減したとのことです。
在庫管理にWMSを導入するメリット
WMSの強みとしてはやはり情報(入荷情報や出荷情報など)を読み取るとすぐに反映されるのでリアルタイムで状況把握ができることです。ご紹介したのは一部の企業様の事例になりますがWMSを導入することでリアルタイムでの在庫管理を実現し、作業効率化に繋げている企業様が多くございます。
ブライセンのWMS「COOOLa」はパソコンやハンディターミナルで情報登録をすると約2秒で更新がされるのでリアルタイムでの更新はもちろんのこと、ユーザーアカウント登録数も無制限な為、他部署の人間や荷主様などを巻き込んで利用いただくことが可能です。もちろん、ユーザーアカウントごとに機能制限や閲覧制限も可能なのでセキュリティの観点からも安心してご利用いただけます。
まとめ
いかがでしょうか。今回はWMSで行うリアルタイムでの在庫管理について実際にご相談いただいた事例を基に紹介しました。ブライセンのクラウド型WMS「COOOLa」は、基本機能とオプション機能が充実しているほか、柔軟なカスタマイズ性を有しており、汎用性と拡張性を両立した使い勝手の良い、思い通りのWMS運用と業務効率化を実現します。使いやすく見やすい画面も好評です。ぜひお気軽にお問い合わせください。